理論的には脱灰と再石灰化のバランスが保たれていれば、虫歯はできないはずです。
しかし歯が酸にさらされる時間や回数が多いと、歯の脱灰が続き、再石灰化が追いつかずに虫歯が進行してしまいます。
つまり三度の食事以外に間食をする回数が多い人や、糖分を含んだ飲み物を飲む機会が多い人、また唾液の分泌量が少ない人などは、虫歯のリスクが高くなります。
柑橘系のジュースやお酢なども酸性度が強く、虫歯ではないが歯を脱灰する要因になります。
また、ビールやワインなどのアルコール類も酸性であるため、長い時間をかけてお酒を飲むことも、脱灰のリスクを高める事になります。
日常の中に、脱灰と再石灰化のバランスを狂わせる生活習慣が無いかどうかを見直す事も、虫歯予防の大切な要素です。