当院では診療時に双眼ルーペを装着する事を推奨しております。
写真は副院長の福山先生のCarl Zeiss社性のEyeMag Proの4.5倍率のルーペです。
EyeMag シリーズにはガリレアンタイプとケプラータイプがあり、当院ではほとんどの先生がケプラータイプのものを使用しております。
ガリレアンタイプは2枚のレンズで構成されており、軽量ではありますが高倍率には適さないものです。(およそ3倍位まで)
ケプラータイプは3枚の凸型レンズと光路内にプリズムが構成されていますので、より高倍率でかつ明るい像が鮮明に得られます。
昔はCarlZeissのプラスチックレンズを使用した「コプルーペ」に代表される、老眼対策のものが多かったのですが、現在は歯科技工士さんとともに治療に精密さを求めるようになりそれに伴い、ルーペ自体の品質も向上しより良い歯科治療を行う事が可能になりました。
さらに高倍率のものとなると歯科用マイクロスコープというものもありますが、一長一短ありますのですべての治療においてどちらの方が良いとは言えません。
裸眼では100μm(1mmの10分の1)の識別がやっとですが、2.5倍のルーペであれば40μmの識別が可能になるので、治療の質は確実にあがります。
その倍率が上がれば当然識別できるものも多くなります。
参考
「CarlZeiss Japanメディカルシステムズ」