審美歯科材料である「ハイブリッドセラミックス」のなかの『セラマージュ』による修復。
そもそもハイブリッドセラミックスはセラミックという名前が入ってはいますが、正確にはセラミックスではありません。
以前に説明した様に、(http://meister-kasuga.blogspot.com/2010/02/blog-post_2546.html)
セラミックスとは無機物の中で金属以外のものであるため、ハイブリッドセラミックスの様な高強度プラスチック(有機物)とフィラーと呼ばれるセラミック粒子(無機物)の両方からなる物質は、純粋にセラミックスとは呼べません。
セラミックスと比べると、吸水性があるために経年的に劣化をします、強度も劣ります、しかし、だからといって純粋なセラミックスに全てが劣るという訳ではなく、セラミックスよりもいい所はあります。
セラミックスよりも磨耗しやすいため、相手の歯を痛めにくい。そのため一番力のかかる最後臼歯にはこの歯を使用するという先生もいます。
また、万が一欠けてしまった場合にその場で歯冠修復用のコンポジットレジンと呼ばれるプラスチックで補修できる場合があります。