そもそもビスホスホネート系製剤とは何なのかという事から知る必要があります。
ビスホスホネートは石灰化抑制作用を有する生体内物質であるピロリン酸の、P-O-P構造を安定なP-C-P構造に変化させた物の総称です。
ビスホスホネートは古くは水道管の水垢取りに使用されていたそうですが、Fleischらが1960年代にハイドロキシアパタイトの吸収を防ぐ事の研究を報告してから、ビスホスホネートの人体への骨代謝疾患においての有用性についての様々な研究報告がなされて来ました。
その有用性が証明されたのが1990年代になってからでした。
Fleisch H (2002). "Development of bisphosphonates". Breast Cancer Res 4 (1): 30–4. doi:10.1186/bcr414.