歯の表面が擦り減り、被せ物がたびたび取れる。
朝起きると顎に疲労感や不快感があったり、こわばったりしている。
この半年以内に二回以上、人から「寝ている時に歯ぎしりをしていた」と言われた人は、要注意です。
『ブラキシズム』という、口の異常な習癖を起こしている可能性があるからです。
ブラキシズムとは、上下の歯を擦り合わせて音を出すグラインディング(いわゆる「歯ぎしり」)、音は出さないが歯を強くかみ締めるクレンチング(いわゆる「食いしばり」)、上下の歯をカチカチと合わせるタッピング(割合的には少ない)の大きく分けて3つの顎運動障害の事を言う。
緊張のあまり歯を食いしばる事は昼間でも起きますが、ブラキシズムは主に仮眠を含めた睡眠中に起きます
。
人は物を咬んだり唾液を飲み込む時に上下の歯が接触しますが、それは一日15分前後と言われており非常に短いものであります。
その他に、重い物を持ち上げる時などを除くと、上下の歯は常に2ミリほど離れていて接触していません。
しかし睡眠中には健康な人でも、「歯ぎしり」や「食いしばり」などのブラキシズムを一晩に15分前後も行っております。
それが長時間のおよび過度になってくると、病的なブラキシズムとなり口の中や周りの問題だけでなく、様々な全身問題も引き起こしてきます。