ビスホスホネート系製剤の種類は大きく分けて
「注射用製剤」と「経口製剤」に分けられます。
主に「注射用製剤」が癌の骨転移に、「経口製剤」が骨粗鬆症に用いられています。
以下にそれぞれの製品名を記します。
「注射用製剤」
①製品名 『アレディア』 一般名 『パミドロン酸ニナトリウム』 適応症 『悪性腫瘍による高カルシウム血症。乳癌の溶骨性骨転移。』 製造販売 『ノバルディスファーマ』
②製品名 『オンクラスト』『テイロック』 一般名 『アレンドロン酸ナトリウム水和物』 適応症 『悪性腫瘍による高カルシウム血症。』 製造販売 『万有製薬』『帝人ファーマ』
③製品名 『ゾメタ』 一般名 『ゾメドロン酸水和物』 適応症 『悪性腫瘍による高カルシウム血症。多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変。』 製造販売 『ノバルティスファーマ』
④製品名 『ビスフォナール』 一般名 『インカドロン酸ニナトリウム』 適応症 『悪性腫瘍による高カルシウム血症。』 製造販売 『アステラス製薬』
「経口製剤」
①製品名 『ダイドロネル』 一般名 『エチドロン酸ニナトリウム』 適応症 『骨粗鬆症。脊髄損傷後や股関節形成術後の異所性骨化の抑制。骨Paget病。』 製造販売 『大日本住友製薬』
②製品名 『フォサマック』『ボナロン』 一般名 『アレンドロン酸ナトリウム水和物』 適応症 『骨粗鬆症』 製造販売 『万有製薬』『帝人ファーマ』
③製品名 『アクトネル』『ベネット』 一般名 『リセドロン酸ナトリウム水和物』 適応症 『骨粗鬆症』 製造販売 『味の素(販売:エーザイ)』『武田薬品工業(提携:ワイス)』
歯科医師の先生方はこういった薬剤名を覚えておかなければなりません。