2011年2月13日日曜日

日本でのBRONJの現状|<練馬 インプラント>

(社)日本口腔外科学会の調査によれば、2006年4月までにBRONJと考えられる30症例を確認しており、男女比は1 : 6.5で女性に多く、平均年齢は66.9歳で、罹患顎骨は上顎骨のみ6例、下顎骨のみ22例、上顎骨+下顎骨が2例であった。

BRONJの契機となった歯科治療は抜歯16症例、インプラント埋入手術1例、義歯装着1例、ブリッジ装着1例等であった。

インプラント埋入手術を契機とした症例は、乳癌の骨転移のために注射薬であるパミドロン酸ナトリウムおよびインカドロン酸ナトリウムが投与されており、症状発現までの期間が6カ月であった。

今回の調査報告によれば、今後も本邦においてBRONJは増加傾向にあり、予防、治療に関する基礎的、臨床的検討が早急に望まれるとされています。



ビスホスホネート系薬剤とインプラント治療

東京歯科大学 口腔インプラント学講座  矢島安朝
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