2010年10月12日火曜日

プロビジョナルレストレーションの重要性5 (審美歯科の練馬区マイスター)








最終的な人工ダイヤモンドのジルコニアセラミックを装着した直後です。



中切歯との間の歯肉は丁寧なブラッシングを続けるともう少し伸びてきます。



上の仮歯の写真と比較すると大きく形態の変化が見られると思います。



左右で比較すると歯の長さの違いがありますが、特に審美的な不快感を患者様が訴える事はありませんでした。



稀に歯肉をカットして左右の長さを整える事もありますが、歯ぐきにはもともと特に炎症は無く、元々の入っていたクラウンマージン(冠と歯の境目)と歯肉と歯槽骨の関係は良好と判断されますので、あえて外科的侵襲を加える事は行いません。



今回の様にプロビやテックと呼ばれる「仮歯」は最終的なクラウンやブリッジ、またインプラントを入れる際に非常に重要な物になって来ます、しかしながら仮歯の材料は「レジン」と呼ばれるプラスチックであるため吸水性があり、磨耗も起こしやすいので長期に渡って同じ物を入れておくのはあまりよくありません。



そのため患者様は仮歯を入れたあとはいつも以上の丁寧なブラッシングを行って頂きたいのと、仮歯のまま歯医者さんに行かなくなるという事だけは避けて下さい。

プロビジョナルレストレーションの重要性4 (審美歯科の練馬区マイスター)






  • さらに仮歯の外側のラインが張りすぎているのが分かります。


  • 全体的に唇側に張っているため、最終的なセラミック冠を入れる際にはこれも改善致します。

2010年10月10日日曜日

プロビジョナルレストレーションの重要性3 (審美歯科の練馬区マイスター)




  • さらに左上の(写真の右上)2番と比較すると、遠心(外側の)の切縁部分の長さが足りていないのが分かると思います。

プロビジョナルレストレーションの重要性2 (審美歯科の練馬区マイスター)




  • 先に述べたとおり、我々歯科医師にとって仮歯は最終的な冠の形態などを決定する上で、非常に重要であります。

    この場合前回の拡大された写真ではわかりませんが全体の写真で見ると、左上(写真では向かって右)の2番目の歯に比べ短い事が分かります。

プロビジョナルレストレーションの重要性 (審美歯科の練馬区マイスター)





  • 久しぶりにアップ致します。

    今回は右上の前歯のセラミックによる審美歯科のケースで、その際の仮歯の重要性についてを見てみます。

    すでに神経の治療まで終了し、土台にファイバーコアを入れております。

    人工ダイヤモンドともTVなどで言われている、『ジルコニア』ベースのオールセラミッククラウンを装着するための歯の形成をします。(全周1.5mm~2.0mm、テーパー5°~15°に設定します。)

    そして前歯にその場で仮歯を製作して付けます。

    この仮歯は我々歯医者さんの間では①『プロビジョナルレストレーション』、②『テンポラリークラウン』などと呼ばれております。

    ①は『PRO(最終補綴物を入れる前に)VISIONAL(歯周組織や最終補綴物の形態などを観察する)RESTORATION(暫間的な修復物)』という意味で

    ②は『TEMPORARY(暫間的な)CROWN(修復冠)』という意味です。

    下の写真は私が仮歯を製作・装着した所です。




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