2010年2月21日日曜日

歯科におけるセラミックの基礎知識4 (練馬区での審美セラミック治療 インプラント)

セラミックスをその構造によって分類すると、「ガラス・非晶質」と「結晶質固体」に分けられます。

「ガラス・非晶質」は原子の並びが規則性を持たない物。
「結晶質固体」は原子が一定の周期で排列している物で、単結晶体と多結晶体に分けられます。

*単結晶体はしからはしまで構成原子が規則正しく並んでいるもの。多結晶体は単結晶体が集まって出来ているもの。多結晶体の中でも焼き固める事によって出来るものを「焼結体」といいます。

2010年2月20日土曜日

歯科におけるセラミックの基礎知識3 (練馬区での審美セラミック治療 インプラント)

そもそもセラミックとは何か?

物質は大きく分けて「有機物」と「無機物」に分けられます。

「有機物」は元素としては主に炭素、酸素、水素から出来ています。また窒素、りん、硫黄なども含み、有機物の原子は共有結合によって強く結びついています。
 *共有結合:原子同士で互いの電子を共有する事によって生じる非常に強い化学結合。

「無機物」は金属と非金属に分けられます。金属原子だけからなるものを金属と言い、金属結合をしています。
 *金属結合:金属原子の原子核とその周りを動く自由電子の間に働く静電気力(クーロン力)で引き付けられている結合。

この金属以外の無機物から出来ている物が「セラミックス」と呼ばれます。

歯科におけるセラミックの基礎知識2 (練馬区での審美セラミック治療 インプラント)

従来からの審美セラミックス、主にガラス系セラミックスはとても綺麗でしたが割れやすい性質がありました。
また、それよりも破切強度、曲げ強度ともに高い性質を示す酸化アルミニウム系のものを内側のキャップ(フレーム)に使用する頻度が高まって来ました。

そして最近は酸化アルミニウム系よりもさらに強度の高い酸化ジルコニウム系のものが使用される様になって来ました。

酸化ジルコニウムは審美性が高いのはもちろんの事、金属イオンが流出する事もなく、また従来のメタルボンドクラウン(金属のフレームの上に陶材が築盛されているもの)に使用されている、プレシャスメタルに比べ1/3の密度のため軽く、さらに高強度+高靭性です。

歯科におけるセラミックの基礎知識 (練馬区での審美セラミック治療)

近年オールセラミックによる審美・美容治療が当たり前のように行われてきています。
従来までの審美的な歯科治療は歯を一層削って、そこに金属のキャップを製作してその上に陶材を築盛していくのが一般的でした。

もちろん今でもこの方法は行われていますが、金属アレルギーのある方や、金属イオンの流出、透明感や光の透過性の問題から、何年も前から「オールセラミック(金属を使用しない)」クラウンによる治療が行われる様になりました。
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