2016年10月1日土曜日

院長遠山のアメリカ日記②~UCLA顎顔面補綴Maxillofacial Prosthodontic~


忙しさでブログを更新できておりませんでした。


















いきなりの写真ですが、この写真は今年の2月にアメリカへ学会参加した時の続きです。

学会参加したのはUSC(南カリフォルニア大学)の会でしたが、以前も紹介させて頂きました様に後輩の先生が留学しているUCLAを見学させて頂きました。

院長遠山のアメリカ日記①~USCぺリオインプラントシンポジウム~

UCLAはの歯学部の中の一つの科である顎顔面補綴(Maxillofacial Prosthodontic)。

事故や癌などで顔面の一部を失ってしまった患者さんに、その一部を人工的に補うものを作製するための科です。

日本でももちろん大学病院等で行われていますが、やはりアメリカは進んでいます。

もともと義歯など作製する技術や、骨へのインプラント技術などが活かされこれは歯科の分野で担当しています。

日本では、歯科医師、歯科技工士が製作していますが、ここでは、看護師やメークアップアーティストまでが参加し、一つのチームとしてトータルケアに当たっているようです。


















作り方としては、型を取って石こうに置き換えてそれを作業模型として作っていく。

まるで義歯の作製と同じ。(使う材料こそちがいますが)



















アメリカは多人種が混在する国なので、眼球の色の種類も沢山あり選択しなければなりません。



















以前は総義歯の様にはめ込むだけのものであったのが、最近では顔面の内部の骨にインプラントを施して、そこに嵌合させる装置を使う事でより安定したものになっているそうです。



















写真の中の鼻だけのものはまだワックス(ろう・蝋)の段階でこれをシリコーンゴムの様な材料に置き換えて行きます。

左下の眼球のないものは、まだ色付けされていない状態でここに色付けされて完成に近づいて行きます。

この段階でメークアップアーティストの技術が発揮されているようです。



















こちらで何よりも驚いたのはこのラボを仕切っているのは何と日本人の女性の方。

そのため日本からも多くの歯科医師が勉強にUCLAに来られているようです。

私がお邪魔した時も、ラボ内で多くのアメリカ人医師達が次から次へと質問に来て、本当に頼りにされて皆の尊敬を集めているようでした。

すごくかっこよかった!

海外で活躍されている日本人の方をみてとても誇りに思えました。
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院長 遠山の英語でのプレゼンテーション

院長 遠山による咬み合わせの作り方