昨今話題となっている「睡眠時無呼吸症候群」。
そもそも無呼吸とは、
10秒以上呼吸が止まってしまうことをいいます。
睡眠中に、この無呼吸が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある状態を、睡眠時無呼吸症候群といいます。
yahooヘルスケアより引用(睡眠時無呼吸症候群、いびき)
(https://medical.yahoo.co.jp/katei/150322000/?disid=150322000)
睡眠時に筋肉が弛緩すると気道を閉塞させ呼吸が止まってしまう、するとその狭くさせられた気道から何とか呼吸をしようと人は努力します。
そして脳が覚醒した時に再び筋肉が緊張し呼吸をし始めますが、その際にいびきが発生するという訳です。
この様な無呼吸といびきが繰り返しされる様な方は寝汗をかきます。
口呼吸のため、起床時に口腔内が乾燥し、疲労感があります。
また、たびたび覚醒反応が起こると睡眠障害となり、日中の眠気などが出てきます。
このような睡眠中の呼吸障害が長期にわたり、無呼吸によるストレスのために交感神経緊張状態が長く続くと、高血圧や心疾患を合併する危険性が高くなります。
また、眠気による交通事故率の増加や、近年話題になった新幹線運転中の居眠りのような事故の原因にもなります。
こうした事を防止する目的として多くの装置などが開発されて来ていますが、我々歯科の領域ではいびきの防止装置であるマウスピースが主流となっています。
いびきはもともと寝る時に重力に負けて舌根が沈下し、気道を閉塞する事で無呼吸となり、その結果呼吸をするために取り戻そうと喉が大きく振動するために起こります。
舌根の沈下は下アゴを前方に突き出す事で抑制されますので、上下のあごにマウスピースを装着して下アゴを前に誘導してそれを防ごうと考え出されたのが、いびき防止装置です。
実は私自身も昔からいびきがひどく、今回この「サイレンサーSL」と呼ばれるマウスピースを作製し、装着して寝る事にしました。
すると、大分無呼吸になるのを抑えられて、ゼロではありませんがいびきが減りました。
睡眠時無呼吸症候群は人間の生命に関わる事にもなり兼ねませんので、心当たりがありご心配な方はぜひ当院にご相談下さいませ!
下の動画は私自身が「サイレンサーSL」を作製した動画です。
結構作るのは大変です(笑)
エルコデント社製「サイレンサーSL」製作動画
erkodent silencer SL